「日々の幸せ、ちゃんと耕せてる?」ママのための“ゆたかさ”のヒント

わたしの頭のなか

「日々の幸せ、ちゃんと耕せてる?」ママのための“ゆたかさ”のヒント

日々の暮らしの中で、「幸せってなんだろう?」とふと立ち止まることはありませんか?

私自身、毎日が慌ただしく過ぎていく中で、ある時ふと気づいたんです。
「なんだか満たされないな」「でも理由がよくわからないな」って。

でもある日、友人との何気ないおしゃべりや、夜ごはんを笑って食べた時間のあとに、じんわり心があたたかくなったことがありました。
「あ、これかも」って思ったんです。

それは“日々の幸せを耕す”ということ。

小さなことを丁寧にすると、幸せはふくらむ

耕すって、すぐに実りを得るためじゃなくて、
土を整え、水をやり、光を待つ…そんな静かで、根気のいる営みですよね。

暮らしもきっと、似ているんだと思うんです。

たとえば、朝のテーブルに季節の花を一輪飾る。
雨が降る日には、子どもと一緒に長靴で水たまりを踏んでみる。
バタバタした日も、「ありがとう」と口に出す余白を持つ。

そんなふうに、“今ここ”の暮らしを雑にせず、ていねいに整えること。
それが、日々の暮らしをゆたかに育てる「耕す」という営みなのかもしれません。

具体的にできること:
・朝起きたら、カーテンを開けて深呼吸をひとつ。
・コンビニコーヒーを買って、公園でひとりの時間を10分つくってみる。
・夜ごはんの時間に、今日うれしかったことをひとつ話してみる。

…でも、我が家では『おかわりの主張』が先に来ちゃって、結局私が話すタイミングを失うこともしばしばです。笑

「そんなこと?」って思うくらいの小さなことの中に、幸せの芽はちゃんとあるんだと思います。

私は以前、「子どものお風呂は、ちゃんと体を洗ってあげなきゃ」と思い込んでいたんです。
「今日もちゃんとできなかった…」と、どこかで自分を責めてしまう日もありました。

でもある日、テレビで大家族のママさんが、インタビューにこう答えていたんです。
「9人もどうやって洗ってるんですか?」という質問に、ニコッと笑って一言。

「そんなのシャワーだよ!」

その瞬間、肩の力がすーっと抜けました。
「そっか、シャワーだけの日があってもいいよね」って、なんだか許されたような気がして。

今では、子どもがお風呂を嫌がる日は、無理に洗おうとせず、さっとシャワーで済ませることもあります。
「今日は眠かったのかもね」なんて、自分にも子どもにも、やさしい気持ちでいられるようになりました。

きっとこれも、“日々の幸せを耕す”ということのひとつ。
「こうしなきゃ」より「これでもいいかも」を選ぶことって、暮らしをやわらかくする魔法なんだなと、今では思えるようになったんです。

暮らしに咲く、ささやかな幸せの花

私が「幸せってこういうことかもしれない」と気づいた瞬間って、
何かを達成したときでも、すごいプレゼントをもらったときでもなくて。

むしろ、
・子どもの寝顔を見たとき
・家族で夜ごはんを食べて、なんてことない話で笑ったとき
・お気に入りの本を読み終えたとき

そういう、“日常の中のちいさな場面”だったんです。

それってつまり、すでに幸せの「種」はあちこちに散らばっているということ。
ただ、私たちが気づけていないだけなのかもしれません。

どんなに忙しくても、慌ただしくても、
ふと立ち止まる時間をほんの少しつくるだけで、心はぐっとやわらかくなるんですよね。

具体的にできること:
・寝る前に、今日心がほっとしたことを1行だけノートに書いてみる
・「あ、いまちょっと幸せかも」と思った瞬間を、そっとスマホのメモに残す
・目が合った人に笑顔で挨拶してみる

そんな瞬間が、あとから思い出したときに「あぁ、いい日だったな」と感じる“記憶の花束”になる気がします。

お金や時間の“使い方”が、気持ちを育ててくれる

「お金」と「幸せ」って、つい分けて考えがちですが、
実はとても深くつながっている気がしています。

私は一時期、
「節約しなきゃ」「無駄遣いしないようにしなきゃ」ばかり考えていた時期がありました。
でもその頃って、心がどんどんすり減っていったんですよね。

そこで、「お金は感情を動かす道具」なんだと視点を変えてみました。

たとえば、
・大切な友だちにちょっとしたプレゼントを贈る
・家族でお気に入りのパン屋さんに行く朝時間にお金を使う
・忙しい日の夜は、レトルトに頼って時間を買う

こんなふうに、お金や時間の使い方を「何を得たいか?」に合わせて考えるようになったら、暮らしの心地よさが少しずつ整ってきたんです。

それって、幸せという“感情”を耕すということなのかもしれません。

具体的にできること:
・「今日、心が喜ぶことにいくら使ったかな?」と日記に書いてみる
・時間が空いたら、自分のためだけに1時間使ってみる
・「迷ったら、どちらが気持ちいいか」で選んでみる

お金はあくまで手段だけれど、
その使い方次第で、暮らしの“体温”は確実に変わるんだなと感じています。

……こうして私も、
「幸せって、いまここにもあるんだ」と思えるようになるまで、けっこう時間がかかりました。

子育てや仕事、家のことに追われていると、どうしても「余白」ってなくなりがちですよね。
でもその余白こそが、幸せの入ってくる“入り口”なのかもしれません。

あなたにとっての「笑顔の種」、どこにあると思いますか?

もしかしたらそれは、
誰かのために淹れたコーヒーだったり、
駅までの道で拾った落ち葉だったり、
今日あなたがふと笑った、その瞬間かもしれません。

大丈夫。
日々の幸せは、すでにあなたの手のひらにあるのかもしれませんから。

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