「休みたいけど、休めない」
「子ども優先で、自分のことはいつも後回し」
そんな毎日を過ごしているママへ。
実は“ほんの少しの工夫”で、自分を大事にする時間はつくれるんです。
この記事では、1分からできるセルフケア習慣10選をご紹介します。
「がんばりすぎない私」に戻るための、ちいさなヒントをまとめました。
がんばりすぎない私に戻る10の習慣(一覧)
ひとつずつ開いて、自分に合う習慣を見つけてみてください。
1. 温かい一杯で、副交感神経にスイッチ
温かいものを口に含むと、体がじんわり緩んで「もう安心していいんだ」と感じやすくなります。これは、副交感神経(リラックスモード)をオンにする“心と体のスイッチ”。たった一口でも、緊張からリラックスへ切り替えるきっかけになります。
実践方法
- 子どもが遊んでいるときや手が空いたタイミングで、お湯を準備(ウォーターサーバー・ポット・電気ケトルなど家にあるものでOK)。
- お気に入りのカップを用意する。「自分専用の器」があるだけで、特別感が生まれます。
- 白湯・ルイボスティー・ノンカフェインコーヒー・スープなど、カフェインを気にせず飲めるものがおすすめ。夜でも安心して飲めて、授乳中や妊娠中でも気軽に楽しめます。
私の場合
子どもが黙々と遊び始めたらチャンス。お気に入りマグカップにお湯をいれて、ほっと一息。ときどきスープにすると、からだの芯まで温まり、味にも癒されます。
2. 三呼吸でリセット。ざわつきに効く
呼吸は自分でコントロールできる数少ない体のスイッチ。深く吸って吐くと、脳に「安心して大丈夫」というサインが届き、気持ちが落ち着きやすくなります。
実践方法
- 家事や育児の合間に立ち止まる(キッチン・洗面所・トイレでもOK)。
- 鼻からゆっくり息を吸う(お腹がふくらむのを感じながら)。
- 口から「ふぅ〜」と息を吐く。吸うより少し長めに吐くのがポイント。×3回。
私の場合
キッチン・洗面所・寝室などで立ち止まって、3回深呼吸。余裕がある日はアロマもプラス。
- 朝:グレープフルーツ or レモン(爽快)
- 昼:グレープフルーツ(代謝サポート)
- 夜:ラベンダー(リラックス&眠り)
子どもと遊びながらなら「大きな風船ふくらまそう!」と想像遊びに。両手をお腹に当てると自然に腹式呼吸になります。
3. ひとり風呂20分。心を静める投資
お風呂は「体を洗う場所」だけでなく「気持ちを休める空間」。静かな場所で一人になれると、脳も休まりやすくなります。湯船につからなくても、短時間で「自分だけの時間」を持つことがリセットにつながります。
実践方法
- 家族に「今夜は一人でお風呂に入りたい」と伝える(○○分だけと時間を明確に)。
- BGMやアロマをプラスして特別なリラックスタイムに。
私の場合
湯船5分+洗う10分=計15分。少し多めに「20分だけ時間ちょうだい!」と伝えると、15分で出たときに喜ばれます。脱衣所だけ点灯して浴室は暗くすると、ほんのりした明るさで心が落ち着きます。
4. 就寝前の「できた三つ」で眠りを整える
人はつい「できなかったこと」を考えがち。寝る前に「できたこと」を思い出すと、安心感と自己肯定感が育ち、眠りの質も上がります。
実践方法
- 布団に入ったら「今日のがんばり3つ」を思い出す。
- メモ帳やスマホに書いてもOK。心の中でつぶやくだけでもOK。
- 大きなことより「小さなこと」を見つける。
私の場合
「子どもを笑わせられた」「洗濯を回せた」「ゴミを出せた」「ありがとうと言えた」「おやすみを言えた」など、小さなことで十分。
5. 書いて外に出す。気持ちのデトックス
頭の中にたまった気持ちは、書くことで外に出せます。「見たまま・感じたまま」を文字にすると、モヤモヤが軽くなります。書き方のきれいさや量は関係ありません。
実践方法
- ノートやメモ帳を用意(100均でもOK。気分が上がるお気に入りも◎)。
- 1行でもいいから、その日の気持ちを書く。
- 書けない日は空白でもOK。「それも記録」。
私の場合
お気に入りのノートとボールペン。A4無地は字にも感情が表れやすくて楽しい。
- 「洗濯物が多くて疲れた!」
- 「友だちが遊びにきてくれて楽しかった」
- 「娘と二人で遊ぶ時間がつくれて良かった」
書き出すだけで頭の中がすっきりします。
6. 冷えない仕組み化。要は「首」と「芯」
体が冷えると、だるさや肩こりの原因に。あたためるだけで体が守られて、心もホッと安心できます。
実践方法
- ソファや寝室にブランケットを置く。
- 首・お腹・足首など、冷えやすい場所を意識して温める。
- 腹巻きやスパッツなどを活用。
私の場合(例)
- 肩にタオルやストールをかける
- 腹巻きやおなかまであるスパッツを履く
- 厚手の靴下やレッグウォーマーを使う
- ソファやベッドにブランケットを常備
- 湯たんぽやカイロを足元に置く
- 白湯や温かいスープを飲む
体を温めることは、心を守ることです。
7. 朝に一手。たった1分で流れが変わる
朝の始まりに「自分のためのこと」を少しだけ入れると、気持ちにゆとりが生まれます。「今日は自分のペースで始められた」と感じられることが大切。
実践方法
- 子どもより少し早く起きる、または起きてすぐにできることを選ぶ。
- 1分で終わる簡単なものにする。
- 「歯みがきとセット」など既存の動作と組み合わせて習慣化。
私の場合
- カーテンを開けて朝日を浴びながら伸びをする。
- 好きな香りをかぐ(アロマ・コーヒーなど)。
- 常温水をコップ一杯飲む。
朝の一歩が、今日をつくります。
8. 休むを許す。優しさは余白から
休むことに罪悪感をもつママは多いもの。でも、休むと気持ちに余裕が戻り、その余裕が子どもや家族へのやさしさに返っていきます。
実践方法
- 子どもがテレビやおもちゃに夢中の間に自分は休む。
- 「これは私の充電時間」と意識して、自分を休ませることを許す。
- 横になれないときは目を閉じるだけでもOK。
私の場合
- 子どもがテレビを見ている間に横になる。
- 子どもと一緒におやつを食べながら自分も小休憩。
- 窓の外をながめて、ぼーっとする。
私がひと休みすることは、家族にやさしくできる余裕につながります。
9. 一日一手放し。軽くなる習慣
物が多いと視界から入る情報が増え、知らず知らずのうちに心が疲れます。1つ手放すだけで思考に余白が生まれ、気持ちがふっと軽くなります。
実践方法
- まずは1日1つ「もう使っていないもの」を選ぶ。
- 迷ったら「それが大好きかどうか」で判断。迷うときは「今の私に必要かどうか」でもOK。
- どうしても迷うものは“保留箱”に入れて、1か月後に見直す。
- 手放すものは袋や箱にまとめる。壊れているものは捨て、使えるものはリサイクルや寄付へ。
- 余裕がある日は「冷蔵庫の1段」「机の引き出し1つ」など一角ごともおすすめ。
私の場合
- 冷蔵庫の奥の古い調味料
- たまっている紙袋や書類
- 遊ばなくなったおもちゃ
片づけは完璧でなくて大丈夫。1つ手放せたら十分。できない日は「今日は休む日」と考えましょう。
10. 自分への栄養は言葉。「よくやってる」
自分にかける言葉は、心に一番近い栄養。声に出すと脳は「本当にそうなんだ」と受け取りやすく、ひとことでも自己肯定感が育ちます。
実践方法
- 鏡の前、布団の中、入浴中などリラックスできる場面で。
- 小さな声でもいいから、自分にやさしい言葉をかける。
- 毎日じゃなくてもOK。思い出したときだけで大丈夫。
私の場合
- 「よくやってるよ」
- 「今日もがんばったね」
- 「おつかれさま」
照れくさい日は心の中でもOK。「よくやってるよ」と思えた瞬間、その気持ちこそがセルフケア。私の声は、私自身を癒す力になります。
まとめ:小さなセルフケアが、明日のやさしさになる
セルフケアは「特別なことをする」ではなく、「自分に気づく」こと。
たった1分でも、自分にやさしさを向けるだけで心は軽くなります。
あなたが笑顔でいることが、家族にとっての安心。
だからこそ、まずは自分に「ありがとう」を届けてあげてくださいね。
Q&A:よくあるお悩みに答えます
Q:セルフケアって、時間がないと無理じゃない?
A:1分でもOK!呼吸や「自分をねぎらう言葉」から始めてみてください。
Q:全部できないと意味がない?
A:ひとつできただけで十分。できない日は「そんな日もある」と思えるだけでセルフケアです。
Q:自分のために時間をとるのは罪悪感が…
A:自分を満たすことが「まわりに優しくできる力」につながりますよ。
おわりに
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
この記事が「ちょっと疲れたな」と思ったときに、そっと開けるやさしさの引き出しになりますように。
コメント