「ママー!抱っこ〜!」
子どもから毎日のように飛んでくる、このお決まりの一言。
ごはんの準備中でも、洗濯物をたたんでいても、
まるでタイミングを狙ったかのように始まる「抱っこコール」。
最初はかわいいんだけど、重たくなってきた今では
「また〜!?」「ちょっと待って〜!」と心の声が漏れてしまうことも。
疲れているときは腕も腰も悲鳴をあげるけれど、
そんな自分をよそに子どもは全力の笑顔。
そのギャップに「もう無理!」と「やっぱりかわいい!」が
交互に押し寄せてくるんですよね。
後悔ランキングNo.1!? “もっと抱っこすればよかった”の真実
ある日、3歳の娘を抱っこしていたとき、知り合いのママが言ったひと言。
「かわいいね~!私も、もっとたくさん抱っこしてあげればよかったな〜」
その言葉が心に残り、調べてみると…
子育ての後悔ランキングの上位には、必ず
「もっと抱っこしてあげればよかった」が入っているそうです。
つまり今の「抱っこして〜」は、今しかできない大切なサイン なんです。
そう気づいてから、私は「抱っこ〜」にできるだけ応えようと思うようになりました。
抱っこは、将来の心の土台や親子の絆を育てる大きなチカラでもあるんです。
子どもに届く♡ 抱っこの5つのギフト
子どもが「抱っこして」と伝えてくれるのは、ただ甘えたいからではありません。
その願いには、成長に欠かせない大切な意味が込められています。
① 安心感
ぬくもりを感じることで、「ここにいていい」と実感できる。
② 情緒の安定
「オキシトシン」が分泌され、ストレスがやわらぎ、心が落ち着く。
③ 知的発達
目線が近くなることで、言葉や感情を育てるチャンスが増える。
④ 体の成長
正しい姿勢での抱っこは、筋肉やバランス感覚の発達にもつながる。
⑤ 愛着形成
スキンシップを通じて、自己肯定感や信頼感が育つ。
こうして見てみると、「抱っこして」は子どもからの小さなお願いでありながら、
親子にとってかけがえのない時間。
だから今を大切に抱きしめてあげたいですね。
親にも嬉しい! 抱っこがくれる5つのごほうび
「抱っこして〜」は子どものためだけじゃありません。
実は、親にとってもうれしい変化をたくさん運んできてくれるんです。
① 愛情ホルモンで癒される
親にも「オキシトシン」が分泌され、気持ちが落ち着く。
② 親子の絆が深まる
「守っている」だけでなく、「守られている」感覚も感じられる。
③ 小さな変化に気づける
体温や声のトーンなど、子どもの変化を敏感にキャッチできる。
④ 自己肯定感が上がる
「落ち着いてくれた」「私でもできた」と思える小さな成功体験になる。
⑤ 筋トレ効果もあり
体幹・腕・腰をフル活用するので、意外なエクササイズにも。
こうして見ると、抱っこは子どもだけじゃなく親にも“おまけ”がいっぱい。
癒されて、笑顔になれて、ついでに筋トレまで。
…そう考えると、育児って意外とジムよりお得かもしれませんね。
よくある“抱っこ”の疑問、ここで解決!
Q:抱っこしすぎると甘えん坊になりますか?
A:いいえ。むしろたくさん抱っこされた子のほうが、自立しやすいと言われています。
Q:いつまで抱っこしていいの?
A:「もう無理」と感じるまではOK。
子どもは自然と離れていく日が来るので、それまで無理のない範囲で大切に。
ラクちん抱っこ♡ 座ってできる“抱っこ風ハグ”
「重たくて立って抱っこはつらい…」
そんなときは、椅子に座って“抱っこ風ハグ” がおすすめです。
子どもをひざの上に座らせて、ぎゅっと抱きしめるだけ。
立ち抱っこのように体に負担をかけずに、同じように安心感やぬくもりを伝えられます。
親にとっては腰や腕がラクに、子どもにとっては「抱っこの安心感」をしっかり感じられる。
まさにお互いにとってうれしい方法です。
しんどいときは、無理をせずこの“抱っこ風ハグ”でOK。
大切なのは、子どもに「自分は愛されている」と伝わることなんです。
今しかない“抱っこ”を、未来の宝物に
「また抱っこ〜!?」と思ってしまう日もありますよね。
けれども、「もっと抱っこしてあげればよかったな〜」という言葉を思い出すと、
今この瞬間こそが、かけがえのない宝物 だと感じます。
抱っこは、子どもにとっても、親にとっても、心に残る大切な時間。
将来の心の土台や親子の絆を育てる大きなチカラ でもあるんです。
そして、たまに「重たい〜!」と感じるのもまたリアルな子育て(笑)。
それも含めて、今だけの“特別な抱っこタイム”なんです。
抱っこは未来の宝物をつくるスキンシップ。
あたたかい時間を、どうぞ大切にしてくださいね。
🌿抱っこの時間をもっと楽しむために
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