昨日は幼稚園から帰ってきたら、お小遣いポイントのことなんか忘れて、娘はテレビに夢中になっていました。
その間に、夫も洗濯物をたたんでくれていて、こちらから促すお手伝いもなく、私も静かに見守るだけ。
このまま終わっちゃうかな?
そんな気持ちのまま迎えた2日目の朝・・・。
実はこの“静観”が、次の日の動きを生みました。
- 「言われなかったらどうなるか」を子ども自身が体感できる
- 自分から動くか、動かないかを選ぶ主体性が育つ
- 「昨日やらなかったけど、今日はやってみよう」という意欲が湧く
このように、声をかけないことも立派な“関わり方”。
子どもが“タイミングを逃したくない”と思った瞬間を活かす
朝食を完食し、ポイント表を見ながら
「あ、ご挨拶だ!」
と気づき、ごちそうさまをする娘✨
ごはんを全部たべた 10P獲得!
あいさつができた   5P獲得!
その姿に「覚えてたんだ」と嬉しくなりました。
そのあと、脱いだパジャマがリビングに置きっぱなしになっていたとき、夫が「ほら、洗濯カゴに入れてきな〜」と声をかけると、娘は「え〜〜~~~」と渋い顔。
ならばと私は、「洗濯カゴに入れたら5Pだよ」と伝えると…
ササササーーーッと走って片づけ完了!
5P獲得!
早っ🤣
このとき私が感じたのは、「それならやる」という“心が動いた瞬間”を逃さず受けとめることの大切さでした。
- めんどうな行動も、報酬があると一気に動きやすくなる
- 「今動けばポイントがもらえる」と思える設計がカギ
- タイミングよく声をかければ、行動のハードルが一気に下がる
お小遣いポイントは“動き出すきっかけ”になる。
そして、忘れてはいけないのが行動したあとの声掛け。
「お部屋が片付いて、気持ちいいね!」
と言い、子どもに
片づけるって気持ちいいんだ!
と気づかせてあげること。
こうすれば、ポイントを貯めながら子どもの
「もっとやりたい!」「片づけるって気持ちいい!」
という行動したい気持ちを引き出していけるのです。
子どもに合った声かけは“半分の力でもできる方法”
夫も「そう言えばいいのか💡」と思ったのか、今度はおもちゃで散らかった部屋をみて
「片づけたら10Pだよ〜」
と言う。
すると、娘的に散らかっている量が多かったみたいで、
「エリカは簡単なのだけやる〜」
と後ずさり。
そこで私は「ママと一緒に片づけたら5P」と言ってみた。
すると、読んでいた絵本をパタンと閉じて、目の色を変えて私と一緒に片づけ始めた🤣
見事、お片付け完了✨ 5P獲得!
この時の学びは、「その子の“ひとりじゃしんどい”を見逃さない」こと。
- 一緒にやることで、心理的ハードルがぐっと下がる
- 半分のポイントでも“安心感”で動けることがある
- 二人でもいいから“できた!”の積み重ねが、次の自主性を育てる
行動の価値は「結果」より「気持ち」で伝える
登園前、ご近所の方に私が「おはようございます」と挨拶すると、
娘も少し照れながら「おはようございます」と続けた。
そのあとこっそり私に「何ポイント?」と聞いてきたので、
「5P!笑顔でお返事してもらえて嬉しかったね」と伝えると、娘は「うん♪」とにっこり。
- 相手の反応=“嬉しい気持ち”をセットで伝える
- ただの“行動結果”ではなく“感情のやりとり”としてフィードバック
- 「やってよかった」の記憶が、次の一歩をつくる
まとめ
自由だからこそ、選べる育ちがある
幼稚園から帰ってきた娘は、またポイントのことなどすっかり忘れて遊び始めた。
でも私はそれでいいと思ったんです。
ポイントを「貯めるかどうか」も自由。
選ぶのは娘自身。
だからこそ、選んだ時には得られる達成感や喜びが、より深く心に残るのだと思います。
私も「どうしたら伝わるか?」「どんな声かけなら響くか?」と毎日試行錯誤の連続。
でも、子どもをよく見ていると、だんだんと「その子のスイッチ」が見えてくるようになりました。
これからも、やらせるのではなく“やりたくなる関わり”を大切にしていきたいと思います。

 
  
  
  
  

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