ひとつの風船、ふたつの気持ち。姉弟が教えてくれたこと

子どもとくらす

気づいたらすぐ行動!
子育てや暮らしでの小さな発見を、毎日をラクで豊かにするヒントに変える藤原ユリのブログです。

今日は、姉弟との日常のひとこまから感じた「小さなできごとの裏にある大きな気持ち」を綴ってみたいと思います。

🤔「取り合い」って、どう対応すればいいの?

兄弟げんかやおもちゃの取り合い。
どちらの味方をするべき?
どう声をかけたら、子どもたちの気持ちを守れる?


🧡どちらの気持ちも大切にする声かけがあった!

泣いている子の気持ちに寄り添いながら、
もう一方の子の「心の背景」にも目を向けると、
自然と子どもたちは歩み寄ってくれることがあります。
完璧じゃなくても、「寄り添おうとしている」姿勢が、いちばん伝わるんです。


🎈ある日のできごと

1歳半の弟が持っていたピンクの風船を、
4歳のお姉ちゃんが突然取りました。

弟は大泣き。お姉ちゃんは、風船を抱えたまま黙ったまま。

よく見るとその風船は、前の日に割れてしまったお姉ちゃんの風船と同じ色。
「エリカ(お姉ちゃん)の、もうないのに…」
――娘の小さな一言に、大きな気持ちがにじんでいました。


🗣わたしがかけた言葉たち

最初に寄り添ったのは、弟。

「風船とられちゃって悲しかったね。大事にしてたもんね」

すると少し安心したような表情に。

次に、お姉ちゃんへ。

「その風船、ほしかったんだね。かわいいもんね」

共感を伝えつつ、考えるきっかけも。

「どうしたらよかったと思う?」
「『一緒に遊ぼう』って言ってみる?それか、他の風船を探してみる?」

しばらく考えてから、お姉ちゃんは

「いっしょにあそぼうって言ってみる」
そう言って風船を弟に差し出してくれました。


💡子どもの心の奥にあるもの

姉弟のちょっとしたやりとり。
でもその奥には、

  • 「風船が割れてしまった悲しさ」
  • 「手に入らないと思った悔しさ」
  • 「大事にしてたものを取られた喪失感」

そんな“気持ちのドラマ”が詰まっていました。

「どっちが悪いか」ではなく、
「なにがあったのか」「どう感じたのか」――
その奥を一緒にたどることが、
子どもたちの心の成長を、そっと支えることにつながるのかもしれません。


📝実は「カンニング」してました

私の工夫もシェアします

最初からうまく声をかけられたわけじゃないんです。

子どもたちが取り合いを始めると焦ってしまって、
どう言えばいいのかわからなくなることも多くて…。

だから私は、「声かけのセリフ」を紙に書いて、リビングに貼っていました。
チラッと見てカンニングしながら、言葉をかけていったんです。

最初はぎこちなくても、少しずつ自然と言葉が出るようになっていきました。


🗒カンニング用セリフ📌

取り合い・ケンカに使える声かけ例

🔸まずは、どちらかの気持ちに寄り添う

  • 「悲しかったね。大事にしてたもんね」
  • 「くやしかったね。欲しかったんだよね」

🔸どちらの気持ちも認める

  • 「○○くんも○○ちゃんも、それぞれに気持ちがあったね」
  • 「どっちも、大事だったんだよね」

🔸考えるきっかけを作る

  • 「どうしたらよかったかな?」
  • 「『いっしょにあそぼ』って言ったらどうなるかな?」

🔸仲直りの橋渡し

  • 「謝ってくれたら、またいっしょに遊べるかな?」
  • 「いまからでも『ごめんね』してみる?」

「全部ちゃんと言えなくてもOK」
「途中でうまくいかなくてもOK」

それでも、「よりそいたい気持ち」があれば、それはちゃんと伝わります。


🌱子どもたちが教えてくれたこと

👧👦姉弟の毎日は、小さなドラマの連続。
その中には、思いやりややさしさ、そして葛藤が、少しずつ育っていきます。

完璧じゃなくてもいい。
今、この瞬間の子どもに届く言葉を――
悩みながらも、これからも考え続けていきたいです。

そして小さなできごとの奥にある、大きな気持ちに気づき、そっと寄り添えるような言葉で、これからも伝えていけたらと思います。


💬Q&A:よくある悩みにこたえます!

Q. うまく声をかけられないとき、どうすればいい?
A. 紙にセリフを書いて壁に貼っておくの、おすすめです!
慣れるまでは“カンニング”でOK。親だって練習中です☺️

Q. どっちかが悪いって決めちゃダメ?
A. 悪い・正しいよりも、「どう感じたか」に寄り添うと、子ども同士の関係も変わってきます🍀


🌼最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
子育ての中で感じた「小さなできごと」の裏にある「大きな気持ち」、
これからも大切に書き残していきたいと思います☺️

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