「えりかの隣がいい?」
そう娘に聞かれた瞬間。
私はなぜか、何も答えられませんでした。
ほんの一言、「うん🥰」と答えるだけでよかったはずなのに。
えりかは、ずっと待っていました。
その小さな言葉を。
でも、その直前の私は、こんなふうにぼやいていたんです。
「あー、ゆっくり朝まで眠りたい」
「静かに眠りたい」
1歳半の息子はまだ授乳が続いていて、私は自然卒乳を目指しながらも、夜中に何度も起こされる生活。
エアコンで体が冷えて、鼻水や咳も続いていて。
そんな中、日々の家事や育児。笑顔も、気遣いも、精一杯やっているつもりだけど、体も心も少しずつすり減っていって。
たぶんあの時、「えりかの気持ちが嬉しくない」わけではまったくなくて。
ただ、「嬉しい」とまっすぐ返せるだけの心の余白が、その瞬間には残っていなかったんだと思います。
限界が近づいているサイン
「答えられなかった」のは、
私が優しくなかったからでも、愛情が足りなかったからでもありません。
それはむしろ、
限界近くまで頑張っていた証拠なんだと思います。
自分のことをちょっと置いてけぼりにして、
毎日、毎晩、誰かのために動き続けてきたから。
「何も言えなかった」自分を責めなくていい
私ができていたことは、実はたくさんありました。
- 答えられなかった自分を、ちゃんと振り返っていること
- 自分の疲れやぼやきに気づいていること
- 娘の様子(ずっと聞いてたこと)を忘れずに覚えていること
それって、十分すぎるほど愛してる証なんです。
だから、心の中でそっとつぶやいてみよう。
「あの時の私は、いっぱいいっぱいだったんだね。
えりかが隣がいいって言ってくれたこと、ちゃんと心では嬉しかったよ。
今は心の余裕が少しなかっただけ。」
少しでも、今の自分をケアしよう
💡授乳中の冷え対策に:
- 肩まで覆える薄手のブランケット(授乳ケープの代わりに)
- 腹巻き(お腹〜腰を温めて全身が楽に)
- 背もたれクッション+首元のタオル(姿勢&冷え対策)
「うん🥰」と返せる心を取り戻すために
「えりかの隣がいい?」に、すぐに「うん」と言えなかった私。
それは、体がだるくて、心も「もう少し休ませて…」って静かにSOSを出していたから。
優しさが足りなかったわけでも、愛情が薄かったわけでもない。
ただただ、自分の体が悲鳴をあげていただけなんです。
だから今日は、どうか、自分の体にこう言ってあげよう。
「ごめんね。ありがとう。」
がんばりすぎなくて大丈夫。
私は、もう十分がんばってるよ。
「自分を守るのは、自分しかいない」って、気づいてあげて
今回のことを通して、私はあらためて思いました。
娘の気持ちにまっすぐ応えたかったのに、それができなかったのは「優しさ」や「愛情」の問題じゃなくて——
私自身の心と体のメンテナンスが、後回しになっていたからだと。
ママって、どうしても自分のことを一番後回しにしてしまいがち。
でも本当は、「家族を大事にするためには、まず自分を大切にすること」が何よりの土台なんですよね。
「自分を守るのは、自分しかいない」
その気づきに、私自身が救われました。
だからこの記事を読んでくださっているあなたも、どうか自分自身のこと、ちょっとだけ気にかけてあげてください。
🌧 しんどいって思ってもいい
「つらい」「疲れた」「今日は限界」…そんなふうに思うこと自体、悪いことじゃありません。
✔ こんな具体例:
- 「夜泣きで3回起きた日、もう朝からグッタリ。今日は最低限でいいや…と思う」
- 「イライラしてしまった自分に“ダメだな”じゃなくて、“それだけ疲れてたんだね”と声をかけてあげる」
- 「泣きたくなったら、こっそりトイレで一滴泣く。それだけでもちょっとラクになる」
- 「“なんで私だけこんなに大変なの?”と思っても、自分責めしない」
🌿 ちょっと手を抜いてもいい
「いつも完璧じゃなくていい。毎日100点を目指さなくていい。」
✔ こんな具体例:
- 「晩ごはんは冷凍うどん&カット野菜で済ませる日があってもいい」
- 「洗濯物を畳まずカゴに入れたままでも、“片付いてる!”ことにしてOK」
- 「子どもがテレビを見てる間、自分は横になって目を閉じるだけでもいい」
- 「掃除機は週末までおやすみ。今日はフローリングワイパーで十分!」
🌤 無理しない工夫をしてもいい
「どうしたらラクできるかな?」って、自分を助ける発想は“ずる”じゃなく“知恵”です。
✔ こんな具体例:
- 「授乳中の冷え対策に、腹巻きを取り入れる」
- 「夜はお湯を入れるだけのスープを常備。それだけで温まるし心もほっとする」
- 「朝の準備を時短するために、翌日の洋服は前日のうちにセット」
- 「寝かしつけがつらい日は、スマートスピーカーで“おやすみ音楽”をかけてみる」
- 「夫に“15分だけ一人になりたい”と具体的に伝えて、短い休息時間をもらう」
自己管理って、厳しく律することじゃなくて、
「今日の私、大丈夫かな?」って、自分にやさしく声をかけてあげることなんだと思います。
最後に
夜中の授乳。冷え。積み重なる疲れ。
すぐには終わらない日々だけど、
それでも、こうして気づけた自分がいる。
それは、優しさの証拠。
愛してるから、つらいんだよね。
どうか今夜は、少しでも穏やかに眠れますように。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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